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4月22日、物理学専攻 吉澤雅幸先生に案内していただき、光物性物理研究室有機π電子系グループの実験室にお邪魔しました。
ちょうどこの日、地震で故障した光学実験台の足の部分の応急処置が行われました。

吉澤先生の研究グループは、
2月中旬に総合棟から巨大分子解析センターに引っ越したばかりでした。
引っ越し後、実験装置の立ち上げが7割ほど進んだところで被災。
あと2、3日で終わるはずだった作業でしたが、いちからやり直すことになってしまいました。


*光学実験台とは機器を設置する大きなテーブルのようなものです。

3月11日、そして4月7日の地震で光学実験台は位置がずれてしまいました。
どんなふうに動いたかというと…


*ピンクの点線が地震後の位置

…こんな感じです。
「あれ?思ったより動いてないかも…」
そう思うかたもいるかもしれませんが、
実はこの光学実験台、重さがなんと約3トン!
そんな重さの台ですら、こんなに動いてしまったのです。


業者さんと故障した部分をチェックする吉澤先生(左)。
故障してしまったのは、

台と接している空気バネの部分です。
除震装置でもあったそうですが、
今回の大きな地震には耐えられなかったようです。

4台のジャッキを使って台を持ち上げ、
その間に足を交換します。

今回は足は8本のうち4本を交換しました。
(すぐ準備できるスペアが4本だったそうです)
残りはもう少し先になるそうです。

吉澤先生は「これで研究復旧のスタートに立てます」と
すこしほっとした様子でした。

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光物性物理研究室
有機π電子系グループ
◆研究内容
共役π電子をもつ有機物質系は、構成要素(分子など)が集合して高次構造をとることで多彩な光機能性を発揮します。例えば、光合成系の色素蛋白複合体や分子を内包したカーボンナノチューブはナノメータースケールの規則正しい構造をもち、これらがさらに凝集して高次構造を作っています。これらの物質の構造と励起状態ダイナミクスの関係を研究することで、新たな光機能材料の開発を目指しています。(ホームページより引用)

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