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5月9日、福田光則先生(生物学科)の研究室にお邪魔しました。
福田先生の研究室は合同研究棟の9階だったため、3月11日の地震ではとても大きな揺れだったそうです。

▲地震直後の研究室(3月14日福田先生撮影)

▲現在の研究室 とても同じ場所とは思えません!
地震後、合同研究棟は停電、
研究室の電気が復旧したのは4日後の15日でした。
その間に、一定の温度で保たなければならないような細胞のサンプル等は
ほとんど駄目になってしまったそうです。

▲研究室の現状を説明しながらも、実験の準備をテキパキと進めていく福田先生。さすがです。
ガスの復旧はさらに遅かったため、
ガスバーナーを使わなければいけない部分はアルコールランプで代用。

▲福田研のみなさん、とある学生が買ってきたおみやげの話で盛り上がり中!
現在は学生たちも大学に戻り、
いつも以上に忙しい日々を送る福田先生&福田研なのでした。
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膜輸送機構解析分野
福田研究室(福田研)
◆メッセージ◆
生物学はまだまだ確立された学問ではありません。近年の分子生物学の発展により、生命現象の分子的仕組みに対する理解は飛躍的に向上していますが、それでもまだまだ解明されていないことが山のようにあります。つまり、これから生命科学の研究を志す若い皆さんにも多大なるチャンスがあると言うことです。一緒に生命の謎を探究してみませんか?(生命科学研究科ホームページより引用)
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福田先生の研究室は合同研究棟の9階だったため、3月11日の地震ではとても大きな揺れだったそうです。

▲地震直後の研究室(3月14日福田先生撮影)
▲現在の研究室 とても同じ場所とは思えません!
地震後、合同研究棟は停電、
研究室の電気が復旧したのは4日後の15日でした。
その間に、一定の温度で保たなければならないような細胞のサンプル等は
ほとんど駄目になってしまったそうです。
▲研究室の現状を説明しながらも、実験の準備をテキパキと進めていく福田先生。さすがです。
ガスの復旧はさらに遅かったため、
ガスバーナーを使わなければいけない部分はアルコールランプで代用。
▲福田研のみなさん、とある学生が買ってきたおみやげの話で盛り上がり中!
現在は学生たちも大学に戻り、
いつも以上に忙しい日々を送る福田先生&福田研なのでした。
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膜輸送機構解析分野
福田研究室(福田研)
◆メッセージ◆
生物学はまだまだ確立された学問ではありません。近年の分子生物学の発展により、生命現象の分子的仕組みに対する理解は飛躍的に向上していますが、それでもまだまだ解明されていないことが山のようにあります。つまり、これから生命科学の研究を志す若い皆さんにも多大なるチャンスがあると言うことです。一緒に生命の謎を探究してみませんか?(生命科学研究科ホームページより引用)
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4月22日、物理学専攻 吉澤雅幸先生に案内していただき、光物性物理研究室有機π電子系グループの実験室にお邪魔しました。
ちょうどこの日、地震で故障した光学実験台の足の部分の応急処置が行われました。
吉澤先生の研究グループは、
2月中旬に総合棟から巨大分子解析センターに引っ越したばかりでした。
引っ越し後、実験装置の立ち上げが7割ほど進んだところで被災。
あと2、3日で終わるはずだった作業でしたが、いちからやり直すことになってしまいました。

*光学実験台とは機器を設置する大きなテーブルのようなものです。
3月11日、そして4月7日の地震で光学実験台は位置がずれてしまいました。
どんなふうに動いたかというと…

*ピンクの点線が地震後の位置
…こんな感じです。
「あれ?思ったより動いてないかも…」
そう思うかたもいるかもしれませんが、
実はこの光学実験台、重さがなんと約3トン!
そんな重さの台ですら、こんなに動いてしまったのです。

業者さんと故障した部分をチェックする吉澤先生(左)。
故障してしまったのは、

台と接している空気バネの部分です。
除震装置でもあったそうですが、
今回の大きな地震には耐えられなかったようです。

4台のジャッキを使って台を持ち上げ、
その間に足を交換します。
今回は足は8本のうち4本を交換しました。
(すぐ準備できるスペアが4本だったそうです)
残りはもう少し先になるそうです。
吉澤先生は「これで研究復旧のスタートに立てます」と
すこしほっとした様子でした。
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光物性物理研究室
有機π電子系グループ
◆研究内容
共役π電子をもつ有機物質系は、構成要素(分子など)が集合して高次構造をとることで多彩な光機能性を発揮します。例えば、光合成系の色素蛋白複合体や分子を内包したカーボンナノチューブはナノメータースケールの規則正しい構造をもち、これらがさらに凝集して高次構造を作っています。これらの物質の構造と励起状態ダイナミクスの関係を研究することで、新たな光機能材料の開発を目指しています。(ホームページより引用)
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ちょうどこの日、地震で故障した光学実験台の足の部分の応急処置が行われました。
吉澤先生の研究グループは、
2月中旬に総合棟から巨大分子解析センターに引っ越したばかりでした。
引っ越し後、実験装置の立ち上げが7割ほど進んだところで被災。
あと2、3日で終わるはずだった作業でしたが、いちからやり直すことになってしまいました。

*光学実験台とは機器を設置する大きなテーブルのようなものです。
3月11日、そして4月7日の地震で光学実験台は位置がずれてしまいました。
どんなふうに動いたかというと…

*ピンクの点線が地震後の位置
…こんな感じです。
「あれ?思ったより動いてないかも…」
そう思うかたもいるかもしれませんが、
実はこの光学実験台、重さがなんと約3トン!
そんな重さの台ですら、こんなに動いてしまったのです。

業者さんと故障した部分をチェックする吉澤先生(左)。
故障してしまったのは、

台と接している空気バネの部分です。
除震装置でもあったそうですが、
今回の大きな地震には耐えられなかったようです。

4台のジャッキを使って台を持ち上げ、
その間に足を交換します。
今回は足は8本のうち4本を交換しました。
(すぐ準備できるスペアが4本だったそうです)
残りはもう少し先になるそうです。
吉澤先生は「これで研究復旧のスタートに立てます」と
すこしほっとした様子でした。
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光物性物理研究室
有機π電子系グループ
◆研究内容
共役π電子をもつ有機物質系は、構成要素(分子など)が集合して高次構造をとることで多彩な光機能性を発揮します。例えば、光合成系の色素蛋白複合体や分子を内包したカーボンナノチューブはナノメータースケールの規則正しい構造をもち、これらがさらに凝集して高次構造を作っています。これらの物質の構造と励起状態ダイナミクスの関係を研究することで、新たな光機能材料の開発を目指しています。(ホームページより引用)
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4月19日、化学専攻の美齊津文典(みさいづ・ふみのり)先生に案内していただき、理論化学研究室にお邪魔してきました。
【実験室その1】
before
地震直後の写真です。
ブルーのボックスにはパソコンや機材などが
きちんと納められていましたが、
全て落ちてしまったそうです…
↓
after
いまではすっかり元通り!
すぐに動かせる状態になっています。
【実験室その2】
おとなりの実験室を覗いてみると…
小安先生と学部4年の森山くんが実験の準備をしていました。
この実験室にあるチャンバーは正確に軸を通して並べなければいけません(測量の機器を使います)。
そのため、
地震でずれる
↓
なおす
↓
また余震でずれる
↓
なおす
を繰り返すことに…
その軌跡がこちら。
地震発生時、実験室にいた小安先生は
大きな揺れの中、自分の体とボンベ(写真左)を支えながら踏ん張っていたそうです。
(ちょうどこの位置に立っていたそうです)

美齊津先生は出張で不在でしたが
地震発生後、すぐに出張先の愛知から車で大学を目指し、
翌日の12日(土)の午後には仙台市に到着したそうです。
(3月は授業がない&学会の時期なので、先生方にとっては出張シーズンなのです)
理論化学研究室では学生・院生もほとんどが大学に戻っているそうです。
徐々にですが実験やセミナーも始まっているそうで、パソコンで画像の解析をしている学生さんもいました。
これからの研究活動も応援していきたいと思います。
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理論化学研究室
*テーマ:
原子分子小集団(クラスター)を中心とした化学反応動力学・反応物理化学
*研究室のブログはこちら
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【実験室その1】
before
![]() |
[2011/03/14 美齊津先生撮影] |
地震直後の写真です。
ブルーのボックスにはパソコンや機材などが
きちんと納められていましたが、
全て落ちてしまったそうです…
↓
after
![]() |
[2011/04/19 広報室撮影] |
すぐに動かせる状態になっています。
【実験室その2】
おとなりの実験室を覗いてみると…
小安先生と学部4年の森山くんが実験の準備をしていました。
この実験室にあるチャンバーは正確に軸を通して並べなければいけません(測量の機器を使います)。
そのため、
地震でずれる
↓
なおす
↓
また余震でずれる
↓
なおす
を繰り返すことに…
その軌跡がこちら。
地震発生時、実験室にいた小安先生は
大きな揺れの中、自分の体とボンベ(写真左)を支えながら踏ん張っていたそうです。
(ちょうどこの位置に立っていたそうです)

美齊津先生は出張で不在でしたが
地震発生後、すぐに出張先の愛知から車で大学を目指し、
翌日の12日(土)の午後には仙台市に到着したそうです。
(3月は授業がない&学会の時期なので、先生方にとっては出張シーズンなのです)
![]() |
(左から美齊津先生、小安先生、森山くん、星野くん) |
理論化学研究室では学生・院生もほとんどが大学に戻っているそうです。
徐々にですが実験やセミナーも始まっているそうで、パソコンで画像の解析をしている学生さんもいました。
これからの研究活動も応援していきたいと思います。
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理論化学研究室
*テーマ:
原子分子小集団(クラスター)を中心とした化学反応動力学・反応物理化学
*研究室のブログはこちら
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3月31日(木)、物理学専攻の谷垣先生の案内のもと、物理A棟ある「ナノ固体物理研究室」にお邪魔しました。
【実験室】
谷垣先生やスタッフのみなさんの頑張りにより、片づけはほぼ終了していました。
※いまは電源を入れていませんが、電気も復旧済みです。
【谷垣先生の研究室】
地震の時、谷垣先生はこちらに在室し、机の下に身を隠していたそうです。
当時、本はすべて落下してしまいましたが、幸い、本棚は固定していたため倒れませんでした。
谷垣先生
「本を固定していなくて良かった
もし固定していたら重みで本棚も倒れてたね」
【スタッフの研究室】
こちらも片づけはほぼ終了。
平郡先生、田邉先生は、すでに通常の仕事を始められてました。
※平郡先生は4月1日付でポスドクから助教になられたそうです。
[撮影 2011/03/31 広報室]
【実験室】
谷垣先生やスタッフのみなさんの頑張りにより、片づけはほぼ終了していました。
※いまは電源を入れていませんが、電気も復旧済みです。
【谷垣先生の研究室】
地震の時、谷垣先生はこちらに在室し、机の下に身を隠していたそうです。
当時、本はすべて落下してしまいましたが、幸い、本棚は固定していたため倒れませんでした。
谷垣先生
「本を固定していなくて良かった
もし固定していたら重みで本棚も倒れてたね」
【スタッフの研究室】
![]() |
(左から平郡先生、谷垣先生、田邉先生) |
平郡先生、田邉先生は、すでに通常の仕事を始められてました。
※平郡先生は4月1日付でポスドクから助教になられたそうです。
[撮影 2011/03/31 広報室]